テルモ山口Ｄ＆Ｄ株式会社（本社：山口市）が、山口テクノパーク（山口市佐山）内の同社敷地において製造ラインの増設を決定され、令和2年1月24日（金曜日）、県の立会のもと、本市と事業所設備増設協定の調印式を行いました。

　調印にあたって、市長は、「本市が進めている地方創生の取り組みに、大きく貢献いただけるものと大変心強く感じており、ここ山口の地から世界に向けて、最先端の医療機器が供給されることを大変誇らしく思っている」と挨拶をしました。そして、テルモ山口Ｄ＆Ｄ株式会社の星野正紀代表取締役社長は、「高品質で高付加価値の製品を医療に提供をする上で必要となる優秀な人材の確保、恵まれた立地環境、絶大なサポートがここ山口にはある。今後さらにグローバルに製品を供給しながら、地域に根差した企業として山口に貢献してまいりたい」と述べられました。

　テルモ山口Ｄ＆Ｄ株式会社が実施する事業所設備増設は、需要が増加している薬剤充填済み注射器の生産能力を従来の約2.5倍に引き上げるもので、同社の事業拡大は今回で2回目となります。設備の増設工事は今年1月着工、令和3年6月操業開始予定です。この度の増設に伴い、令和5年3月までに地元を中心に40人程度の新規雇用を予定されています。

　本市では、今後とも、医療機器産業など、国際的にも強い競争力を持ち、今後の成長が期待できる産業分野を重点立地促進分野と位置付けて企業誘致に取り組み、持続的な地域経済の循環と発展を支え、地域雇用の創出を図ってまいります。

（写真説明：右からテルモ山口Ｄ＆Ｄ株式会社　星野代表取締役社長、山口県商工労働部　福田部長、市長）