山口市の概要Overview of Yamaguchi City
今も薫る日本を動かした“維新の風土”。自然の恵みと新たな産業創出の可能性に満ちています。
山口市は、県の中央部に位置し、南北に長い市域を有しています。南部は瀬戸内海に面しており、市全体が変化に富んだ豊かな自然環境に恵まれています。また、本市は広域交通網が東西南北に走っているため、県内の 主要な都市に1時間以内で移動することができるとともに、高速自動車道や山陽新幹線、山口宇部空港といった高速交通網との接続の便もよく、広域交流の拠点としての優位性を有しています。
面積 | 1,023.31㎢ |
総人口 | 192,915人(令和3年4月1日) |
瑠璃光寺五重塔(国宝)
山口県は古くから中央と九州を結ぶ交通の要衝であり、大陸の玄関口でもあったため、しばしば歴史転換の重要な舞台となってきました。現在の山口市にあたる山口の町は、室町時代に大内氏の本拠として形作られました。応仁の乱を逃れてきた文化人を招いたため京都の文化が広まり、日明貿易を行うなど「西の京」と呼ばれるほど栄華を極めました。雪舟やフランシスコ・ザビエルが滞在していたのもこの時代です。
幕末期の1864年、長州藩を治めていた毛利氏は交通の利便性などから政庁を萩から山口に移し、その後の討幕運動の拠点としました。
多くの維新志士たちも山口を中心に活動し、日本の未来を切り拓いていったのです。山口市は現在も県都として中心的役割を果たしながら、多くの史跡とともに先人たちから受け継いだ歴史や文化、維新の気風を残しています。
山口市は、県の中央に位置する交通の要衝であるため、道路貨物運送業や各種卸売業などのいわゆる流通業が多く進出しており、年間商品販売額(平成28年経済センサス-活動調査)が県内で1位となっているなど、第3次産業の割合が高い産業構造となっています。
一方で、住宅メーカーの積水ハウス㈱の西日本の製造拠点や、自動車メーカーのマツダ㈱防府工場が近いことから、住宅関連や自動車関連を中心とした製造業についても多く立地しています。さらに、医療機器メーカーのテルモ山口㈱や、医薬品メーカーの小野薬品工業㈱が山口テクノパークに進出されたことに伴い、ものづくり分野においての産業集積が進んでいます。
また、山口テクノ第2団地には、ユニクロブランドの㈱ファーストリテイリングが本社を置き、グローバルな事業展開を行うなど、多種多様な企業が立地しています。
テルモ山口(株)
積水ハウス(株)山口工場
山口大学 吉田キャンパス
山口市では、新たな産業の創出や技術革新の創出に向けて、産学公の連携を強化しています。市内に立地する(公財)やまぐち産業振興財団、山口大学、山口県立大学、山口学芸大学、各銀行や商工団体等の関連機関が、山口県や山口市の産業支援施策と連携して、企業の新商品や新事業展開への支援を行っています。
特に、(公財)やまぐち産業振興財団においては、地域資源・技術シーズ・企業ニーズのマッチング、研究開発、製品化、事業化の各段階できめ細やかな支援を実施しています。
山口市は中国山地の南側にあたる瀬戸内海式気候で、年平均気温15.3℃、最高気温32.2℃、最低気温0℃と、比較的温暖な気候に恵まれており、台風被害も比較的少ない都市です。
市の中央には南北に椹野川が流れ、その両岸に盆地・平野が広がっています。また、室町時代に白狐が見つけたといわれる、泉温72℃、1日2,000トンの湯量を誇る湯田温泉があり、維新の志士をはじめとする多くの人たちを癒してきました。
清らかな水、澄んだ空気、豊かな緑に恵まれ、四季折々の美しい風景に出会うことができる自然豊かな土地です。
都市名 | 年間降水量 mm | 年平均気温 ℃ | 最高気温 ℃ | 最低気温 ℃ |
札幌 | 1106.5 | 8.9 | 26.4 | -7 |
仙台 | 1254.1 | 12.4 | 27.9 | -1.7 |
東京 | 1528.8 | 15.4 | 30.8 | 0.9 |
名古屋 | 1535.3 | 15.8 | 30.8 | 0.8 |
大阪 | 1279 | 16.9 | 33.4 | 2.8 |
広島 | 1537.6 | 16.3 | 32.5 | 1.7 |
山口 | 1886.5 | 15.3 | 32.2 | 0 |
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