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テルモ株式会社

グローバル生産体制の中、コア技術を担う新工場を山口に設立

テルモ山口株式会社 代表取締役社長 小熊 彰

企業が工場の海外移転を加速させる中、国内工場を新設。グローバルに事業を展開する上で、コア技術を守るためには国内生産は欠かせない。

山口へ進出した理由

カテーテルなど、心臓血管領域で世界的なシェアを持つテルモ。
国内では静岡県の富士宮と、山梨県の甲府に主力工場を持ち、工場の分布が東日本に集中。電力は全て東京電力が供給しており、震災後は計画停電も経験。

テルモ山口(株)
テルモ山口(株)

 東日本大震災で、国内だけでなく海外の医療も止めてしまうというリスクの大きさを実感しました。その意味でも、海外移転の加速、外に出せないコア技術を集積した国内工場を西日本につくることを決定しました。
 静岡と山梨の拠点はフル稼働の状況で、増築の余地もなかったため、5年程前から国内の拠点を探していましたが、震災を経て西日本に照準を絞り、立地を検討しました。
 国内工場を閉鎖して海外へ拠点を移す企業も多く、建屋ごと売りに出されている案件もありましたが、その中で、山口テクノパークを選んだのは交通の便に加え、土壌汚染や原発、津波や震災、また電力の安定供給という条件をクリアし、10万平米規模の土地を確保できる広さがあったから。さらに、最大の要素として、「良質な労働力」が挙げられます。

優秀な人材が集まる山口

工場を新設する際には経験者が必要だが、欧米メーカーがライバルのテルモにとって、国内には同業の工場経験者が少ないのが現実。しかし、経営再建を進める大手半導体メーカーが山口工場を閉鎖したため、医薬・医療機器の製造に欠かせない「クリーンルームの大切さを理解した」半導体生産の経験者が山口にはいた。

テルモ山口株式会社代表取締役社長 小熊彰
テルモ山口株式会社代表取締役社長 小熊彰

 通常は全国に募集を出しますが、今回は山口県内でほとんど採用できました。すでに静岡・山梨の工場で研修をしていますが、非常に優秀で労働力の高さを実感しています。
 山口工場の操業は2015年春頃を予定していましたが、山口県内で優秀な人材を確保できたこともあり、1年程前倒しで建設が進んでいます。

山口での生産品目

山口工場で製造する「ガイドワイヤー」
山口工場で製造する「ガイドワイヤー」

新工場では、血管内にカテーテルを通すための"線路"の役目を果たす「ガイドワイヤー」を生産。ガイドワイヤーは、テルモのグローバルナンバーワンの商品。静岡の愛鷹工場のみで生産を行っているが、基材はノウハウの固まりでもあり、海外需要が高まる中、国内拠点の拡充が必須の課題になっていた。
 カテーテル製品の他、疼痛緩和製品などの医薬品、需要が拡大している医薬品を充填した注射器など、製造品目を拡大していく予定。

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